TOEIC Bridgeの特徴を紹介!
「TOEIC」と名の付く試験は複数ある。最も受験者が多く、広く知られているのはTOEIC Listening & Reading Test。
ほかにTOEIC Speaking & Writing Testsなどがあるが、TOEIC Bridge(TOEIC Bridge Listening & Reading Tests)という試験を知っているだろうか。
普通のTOEIC(TOEIC Listening & Reading Test)と違い、TOEIC Bridgeは「英語学習初級者から中級者を対象とした、日常生活における活きたコミュニケーションに必要な”英語で聞く・読む能力”を測定するテスト」だ。
ここでは、TOEIC Bridgeの特徴を紹介していく。TOEIC Bridgeってどんなテスト?と気になる方はぜひ読んでほしい。
TOEIC Bridgeの特徴
TOEIC Bridgeの特徴を以下にまとめた。TOEICよりもボリュームをコンパクトに、内容も易しくしたのがTOEIC Bridgeと捉えるとイメージしやすいと思う。
■試験時間
リスニング 約25分
リーディング約35分
■問題数
リスニング 50問
リーディング50問
■スコア
30〜100点(1点刻み)
■解答形式
■開催日程
年4回 (13都市 )
■受験料
4,950円(税込)
TOEIC BridgeはTOEICと比較すると時間が短く、問題数も少ない。
次に、問題の内容を見ていこう。
まずはリスニングから。
■Part 1:画像選択問題 6問
句や文を聞いて、4つの絵の中からその句や文を最もよく表す絵を選ぶ。
■Part 2:応答問題 20問
質問や発言を聞いて、4つの選択肢の中から、応答として最も適切なものを選ぶ。
■Part 3:会話問題 10問
2人の短い会話を聞いて、会話に関する2つの設問に4択で解答する。
■Part 4:説明文問題 14問
短いメッセージやお知らせを聞いて、その内容に関する2つの設問に4択で解答する。
形式はTOEIC BridgeもTOEICも似ているが、TOEIC Bridgeの方が問題数が少なく、比較的易しい設問が多い。
次にリーディングパート。(TOEIC BridgeのPart1~3は、TOEICのPart5~7に相当)
■Part 1:短文穴埋め問題15問
1カ所空所が入った文を読んで、空所を補うのに最も適切な語句を4つの選択肢から選ぶ。
■Part 2:長文穴埋め問題15問
語や句、または文が3カ所抜けている文章を読んで、それを完成させるのに最も適切な選択肢を4択で選ぶ。
■Part 3:読解問題 20問
1つの文章を読んで、それに関する2つか3つの設問に解答する。
リーディングについても、TOEIC Bridgeの方が問題数が少なく、また形式もシンプル。問題数が少ないだけでなく、試験中に読む必要がある文章量もTOEIC Bridgeの方が圧倒的に短い。
日本ではTOEIC L&Rテストが就活や転職、昇進の条件として挙げられることが多い。
しかし、キャリアアップの手段としてTOEICのスコアが欲しいのではなく、自分の英語力の測定に使いたいという場合には、TOEIC Bridgeの受験もおすすめだ。